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陽明学


陽明学

【ようめいがく】

中国明代の王陽明およびその学派の新儒教学説。元・明代に官学とし鼎鵑犬蕕譴朱子学の主知主義的理想主義的傾向に対して現実主義的批判を加え、主体的実践を重視した。心が理であるという心即理(しんそくり)、生来の道徳的判断力を発揮せよという致良知(ちりようち)、認識と実践を一致させよという知行合一(ちこうごういつ)、欲望を肯定する無善無悪などを主要な学説とする。王学。

関連用語

心即理(しんそくり)
致良知(ちりようち)
良知(りょうち)
知行合一説(ちこうごういつせつ)
無善無悪説(むぜんむあくせつ)
格物(かくぶつ)

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OH!陽明学by山田方谷マニアックス

心即理】しんそくり

陽明学の主要命題の一。心と理(道徳的準則)とを二分して考えない陽明学で、心の本来のあり方が理に合致している、心を離れては理が存在しないという二つの観点から、心を理に合致せしめよ、心の外に理を求めるな、と主張したもの。

致良知】ちりょうち ―りやうち 2

陽明学の主要命題。人間の先天的道徳的知覚力・判断力を発揮せよという説。良知を致す。

良知】りょうち

孟子(尽心上)〕人が生まれつきもっている判断能力。
――を致(いた)す
致良知(ちりようち)」を訓読みした語。

知行合一説】ちこうごういつせつ

陽明学の実践重視の立場を示す説。朱子学の先知後行説が認識を実践よりも優先重視するのに対して、真の認識は実践を通じて獲得されるという見地から認識と実践を一致させる必要を説く。

無善無悪説】むぜんむあくせつ

陽明学左派(王学左派)の唱えた学説。心の本性は善悪という道徳的分別を超越しているとする。明末における欲望肯定の理論的根拠となった。

王学左派

格物】かくぶつ

〔大学「致レ知在レ格レ物。物レ格而后知至」より〕宋代以降の儒学で主体の陶冶方法として特に注目された概念。朱子学では「物にいたる」と読み、個々の事物の理を究明してその極に至ろうとすること。窮理。陽明学では「物をただす」と読み、対象に向かう心の働きを正しく発揮すること。

-幕末辞典-