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山田家の家訓


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山田家の家訓

方谷の父は五郎吉、母は梶といった。山田家の家系は元々は武士であったが今は落ちぶれて百姓となっていた、そのため方谷に徹底的に厳しい教育をしお家の再興を掛けた。

母梶もまた超のつく教育ママで4才の方谷に書を教えた。
山田家の家訓は非常に厳しいものだったが、その内容をよく見ると自分には厳しく、他人には優しくと言う情愛に満ちたものであり、後の方谷の考えの基礎になったと思われる。


一.献上米二合を毎日なすべきこと。
一.ご神仏お初穂はこれまでどおりなすべきこと。
一.衣類は木綿に限るべきこと。
一.三度の食事は、一度はかす、一度は雑炊、一度は麦飯。もっとも母上には三度とも米をすすめ、夫婦の米は倹約すること。
一.酒のたしなみは無用のこと。
一.客の饗応は一汁一菜かぎり。
一.労働は朝七つ(午前四時)より、夜は九つ(+二時)まで。召使いの人は世間なみ。
一.履物は、わらぞうり、引下駄、わら緒にかぎること。
一.からゆ、さかやきは月に三度。びんつけは倹約に致すべし。高銀の櫛、算は無用。
一.もろもろの勝負ごとはかたく無用。
一.芝居その他の見物ごとはかたく無用。
一.遊芸はいっさい無用。