緒方洪庵 【おがたこうあん】 【緒方洪庵】 (1810-1863) 江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で蘭学を学ぶ。1838年大坂に蘭学塾(適塾)を開き、大村益次郎・福沢諭吉・橋本左内らを育てる。62年江戸に出て、幕府奥医師兼西洋医学所頭取。種痘の普及に尽力、蘭学の発展に貢献した。訳書「病学通論」のほか著書多数。 -幕末辞典-